be動詞

当ブログでは、授業のポイント解説をしています。

この春、中学校に上がった１年生は、英語の学習を始めています。英語学習のポイントと言えるのが「動詞」です。動詞の使い方が分かるようになると、これから続く学習内容が理解しやすくなっていきます。

動詞とは？

日本語の「動詞」は動きを表す言葉ですが、英語の動詞（Verb）も基本的には同じです。また、英語の文には必ず動詞が入ります。

動詞の例

run（走る）　write（書く）　sing（歌う）　like（気に入る）　know（知っている）　see（見える）

I like English class.

英語の授業が好き

I often run in the park.

よく公園で走ります

Write your name.

名前を書いてください

be動詞

I am twelve.（わたしは12歳）

日本語訳に動きを表す言葉はありませんが、この英文では"am"が動詞になります。同じ役割をする語に"is"と"are"があり、これらを「be動詞」といいます。

The boy is a baseball player.

少年は野球選手

The boys are baseball players.

少年たちは野球選手

単数・複数

英語では、人や物の「数」で、動詞の形が変わります。

単数：１人、１つ

複数：２人以上、２つ以上

This is an apple.

これは１個のリンゴ

Two apples are red.

２個のリンゴは赤い

"am"は、「Ｉ（わたし）」が主語のときにだけ使います。

疑問文　～？

be動詞を使う疑問文では、be動詞を文の初め（主語の前）に置きます。

Is the boy a baseball player?

Are the boys baseball players?

否定文　not

否定文は、「～ではない」という打ち消しの意味をもつ文のことです。be動詞のあとに"not"を置きます。

This is not an apple.

This isn't an apple.

Two apples are not red.

Two apples aren't red.

Question1

次の文で、"is"が使われる理由は？

A boy is running.

English is not easy.

It is sunny today.

Everyone is kind.

Is the pen yours?

No, it is not.

Who is this?

He is my friend, Jim.

Question2

次の文で、"are"が使われる理由は？

We are Japanese.

My sister and I are studying.

You are my friend.

Are you interested in English?

Yes, I am.

What are these?

They are my textbooks.

主語が単数のときに"is"、複数のときに"are"を使います。日本語の「～は、～が」にあたる部分が主語です。

また、"everyone"（みんな）は単数、"you"（あなた）は複数として使います。

be動詞の短縮

主語とbe動詞をちぢめて表すことがあります。

I am → I'm

you are → you're

he is → he's

she is → she's

we are → we're

they are → they're

it is → it's

that is → that's

who → who's

what is → what's

Jim is → Jim's（人名）

be動詞の意味

学校の授業では、「です」「ある・いる」という日本語訳で学習することは多いですが、例えば、「A boy is running.（少年が走っている）」のように、日本語にするとbe動詞の意味が見えてこないケースも出てきます。

be動詞の前後から解釈することや、be動詞の役割を正しく理解することが大切になります。

Here is your book.

ここにあなたの本がある

The children are running.

子どもたちが走っている

一般動詞

be動詞以外の動きを表す動詞を「一般動詞」といいます。

英語の文では、「be動詞」か「一般動詞」のどちらか１つを使います。

〇　I am a runner.

　　 be動詞

〇　I run in the park.

　　一般動詞

✖　I am run in the park.

be動詞と一般動詞を並べて使うことはありません。

英語の学習を始める生徒の中には、日本語とちがう文のつくりや英語独特の表現に戸惑う生徒もいますが、塾生には「聞く・話す・読む・書く」のサイクルを繰り返しながら、「英語に慣れること」を目標にと伝えています。また、それぞれの文の「ちがいに気づく」ことは大切な視点です。

書く勉強だけでなく、いろいろな方法や視点を身につけていくことで、英語の力は上がっていきます。

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