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  • 執筆者の写真: たむかい学習教室
    たむかい学習教室
  • 3月7日
  • 読了時間: 10分

更新日:4月2日

2025年 青森県立高校入試 数学解説

たむかい学習教室 個別指導 塾 八戸市

3月6日に青森県立高校の入学試験が行われました。当塾では、県立高校を第一志望とする中学3年生が多く、今年度は15名の塾生が挑戦しました。ここでは、数学の本試験問題について解説します。


2025年青森県立高校入試・数学

1)ア

ー11+4=ー7

5×{6²+(1-7)}

=5×{36+(-6)}

=5×30

150

(5x²ーx+2)ー(3x²+xー5)

=5x²ーx+2ー3x²ーx+5

2x²ー2x+7

12x²y÷(-2x)÷3y

=ー6xy÷3y

ー2x

4/√2+3√8ー√18

=2√2+6√2ー3√2

5√2

配点

ア~オ:各3点(計15点)


2)

大人に配った枚数 9a枚

子どもに配った枚数 8b枚

配った枚数の合計は150より少ないから、

9a+8b<150


3)

以上~未満(g) 度数(個)

 3~ 5  3   

 5~ 7  11

 7~ 9  12

 9~ 11  4

      計30

7g以上9g未満の相対度数は、階級の度数÷合計で求められるから、

12÷30=0.4(0.40でも正解)


4)

x²ー3x+1=0

解の公式より、

x=3±√9-4

    2

x=3±√5

   2

5)

2本のあたりくじ ①、②

3本のはずれくじ 3、4、5 とする

(A、B)

(①、②)(①、3)(①、4)(①、5)

(②、①)(②、3)(②、4)(②、5)

(3、①)(3、②)(3、4)(3、5)

(4、①)(4、②)(4、3)(4、5)

(5、①)(5、②)(5、3)(5、5)

計20通りのうち、2通り

2/20=1/10


6)

下図の通り、半直線BFを引く。

BD=BE、FD⊥AB、FE⊥BCより、半直線BFは、辺ACの垂直二等分線になる。

このことから、△FACは二等辺三角形である。

△FCEの内角と外角の関係より、

∠CFE=∠BEF-∠ECF

∠CFE=90°ー44°=46°

△FACの内角と外角の関係より、

∠FAC+∠FCA=∠CFE

x+x=46°

x=23°

7)

ア 表が3回出る場合(可能性)もある。〇

イ 必ずしも「表と裏が10回ずつ出る」とは限らない。✖

ウ 確率1/2だから、2000回×1/2=1000回と予想できる。〇

エ 標本となる回数が多いほど、確率1/2に限りなく近い値が出る。〇

答え:


8)

xとyは比例の関係だから、

y=axに、x=30、y=24を代入

30a=24

a=4/5

y=4x/5に、y=18を代入

4x/5=18

x=22.5

よって、22分30秒後

配点

2)~8):各4点(計28点)


1)

直線ℓ上に、OA=OB(半径)となる点Oをとる。

線分ABの垂直二等分線と直線ℓとの交点がOになる。

2)

□の4すみの左上が一番小さい自然数である。

これをnとすると、

右上 n+1

左下 n+14

右下 n+15

PーQ=14より、

(n+1)(n+14)ーn(n+15)

=(n²+15n+14)ー(n²+15n)

=14

あ:n+1 い:n+14 う:n+15 え:n²+15n

配点

1):3点 2)あ・い・う:各2点 え:3点(計12点)


1)ア

証明

△AFEと△DEBにおいて、

仮定より、

∠FAE=∠EDB=90° ①

AE//BDより、錯角は等しいから、

∠AEF=∠DBE ②

①、②より、

2組の角がそれぞれ等しいので、

△AFE∽△DEB


2)イ(ア)

AC=6cmより、AE=DE=6cm

△AFE∽△DEBより、

対応する辺の比は等しいから、

AE:DB=AF:DE

6:9=AF:6

2:3=AF:6

AF=4cm


2)イ(イ)

∠BEG=∠GBEだから、△GBEは二等辺三角形になる。

求めるCGの長さをxcmとする。

BC

=BD-CD

=9-6=3cm

BG

=BC+CG=(3+x)cm

△EGDで、

EG=BG=(3+x)cm

GD

=CDーCG

=(6-x)cm

三平方の定理より、

EG²=GD²+DE²

(3+x)²=(6-x)²+6²

9+6x+x²=36ー12x+x²+36

18x=63

x=7/2cm

たむかい学習教室 個別指導 塾 八戸市

2)ア

面ABC、面DEF


2)イ

△PAFと面ADFCが垂直の関係であることを利用する。

下図の通り、△DEF(手前)をAF//PE’となるように移動させると、

△PAFと△D’E’Fは高さの等しい三角形になる。

△DEFで、

AB=DE=5cm

BC=EF=10cm

∠DEF=90°

以上から、三平方の定理より、

DF²=DE²+EF²

DF²=5²+10²

DF²=125

DF=5√5cm(DF>0)

Eからの垂線と辺DFとの交点をHとする。

△DEF

=DE×EF×1/2

=5×10×1/2=25cm² ①

△DEF

=DF×EH×1/2

=5√5×EH×1/2

=5√5EH/2cm² ②

①=②より、

5√5EH/2=25

EH=2√5cm

よって、△PAFの高さは2√5cm ③

△ADFで、三平方の定理より、

AF²=AD²+DF²

AF²=10²+(5√5)²

AF²=225

AF=15cm(AF>0) ④

③、④より、△PAFの面積は、

15×2√5×1/2

15√5cm²


別解

Eからの垂線と辺DFとの交点をH、DH=xcmとする。

△EDHで、三平方の定理より、

EH²=ED²ーDH²

EH²=5²ーx² ①

△EFHで、三平方の定理より、

EH²=EF²ーFH²

EH²=10²ー(5√5ーx)² ②

①=②より、

5²ーx²=10²ー(5√5ーx)²

25ーx²=100ー125+10√5xーx²

10√5x=50

x=√5cm

①の式にx=√5を代入

EH²=5²ー√5²

EH²=20

EH=2√5cm(EH>0)

よって、△PAFの高さは2√5cm ③

△ADFで、三平方の定理より、

AF²=AD²+DF²

AF²=10²+(5√5)²

AF²=225

AF=15cm(AF>0) ④

③、④より、△PAFの面積は、

15×2√5×1/2

15√5cm²

配点

1)ア:4点 イ(ア):3点 イ(イ):4点

2)ア:2点 イ:4点(計17点)


1)

x=ー6のとき、

y=1×(ー6)²/4=9

x=2のとき、

y=1×2²/4=1

ー6≦x≦2では、yの最小値は0だから、

0≦y≦9


2)

直線ABの式を求める

1)から、

A(ー6,9) B(2,1)

xの増加量 2-(-6)=8

yの増加量 1-9=ー8

傾き ー8/8=ー1

切片の値をbとする

y=ーx+bに、(2,1)を代入

ー2+b=1

b=3

直線ABとy軸の交点をC(0,3)とする

△AOB=△AOC+△BOCとして求める

△AOCで、

底辺をOC、高さをAからy軸との距離とする。

△AOC

=3×6×1/2=9cm² ①

△BOCで、

底辺をOC、高さをBからy軸との距離とする。

△BOC

=3×2×1/2=3cm² ②

△AOB=①+②より、

9+3=12cm²


3)ア

t=ー4より、Pのy座標は、

y=1×(ー4)²/4

y=4

P(ー4,4) B(2,1)

xの増加量 2-(-4)=6

yの増加量 1-4=ー3

傾き ー3/6=ー1/2


3)イ

QH=4PHより、xとyの増加量の比は一定だから、直線PQの傾きはー1/4

切片の値をcとする

y=ー1x/4+cに、B(2,1)を代入

ー2/4+c=1

c=3/2

直線PQの式は、y=ー1x/4+3/2

点Pは①上の点だから、

y=1x²/4に、x=tを代入

y=1t²/4

y=ー1x/4+3/2に、x=t、y=1t²/4を代入

1t²/4=ー1t/4+3/2

t²+tー6=0

(t+3)(t-2)=0

t<0より、t=ー3

別解

点Pは①上の点だから、

y=1x²/4に、x=tを代入

y=1t²/4

よって、PH=1t²/4cm

QH=4PHだから、

QH=4×1t²/4=t²

よって、Qのx座標は、t+t²

直線PQの式を求める

P(t,1t²/4)

Q(t+t²,0)

xの増加量 t+t²ーt=t²

yの増加量 0-1t²/4=-1t²/4

傾き -1t²/4÷t²=ー1/4

切片の値をcとする

y=ー1x/4+cに、(2,1)を代入

ー1/2+c=1

c=3/2

y=ー1x/4+3/2に、(t+t²,0)を代入

ー(t+t²)/4+3/2=0

ーtーt²+6=0

t²+tー6=0

(t+3)(tー2)=0

t<0より、t=ー3

配点

1):2点 2):3点 3)ア:3点 4)イ:4点(計12点)


1)

間違い

5²ーx²=7²ー(6-x)²

25ー49=36ー12x

正しい

5²ーx²=7²ー(6-x)²

25ーx²=49ー(36ー12x+x²)

25ーx²=49ー36+12xーx²

25ー49=ー36+12x

答え

かっこをはずすときに、36とー12xの符号を変えていない。

(36ー12x+x²)のそれぞれの項にー1をかけていない。

AHの長さ

25ー49=ー36+12x

12x=12

x=1

①の式h²=5²ーx²に代入

h²=5²ー1²

h²=24

h=2√6cm

よって、AH=2√6cm


2)ア

△ABCの面積は、

14×12×1/2=84cm²

84を素因数分解すると

)84

)42

)21

  7

2²×3×7


2)イ

△ABHで、三平方の定理より、

BH²=AB²ーAH²

x²=13²ー12²

x²=25

x=5cm(x>0)

△ACHで、三平方の定理より、

CH²=AC²ーAH²

y²=15²ー12²

y²=81

y=9cm(y>0)

よって、

x-y=5-9=ー4


2)ウ

下図の通り、CDに補助線を引く。

B⌒Cに対する円周角だから、

∠BAC=∠BDC=60°

直径BDに対する円周角だから、

∠BCD=90°

△DBCで、直角三角形の辺の比より、

BD:BC=2:√3

4cm:BC=2:√3

BC=2√3cm

3)エ

下図の通り、BC上にAH⊥BCとなる点Hをとる。

直径BDに対する円周角だから、

∠BAD=90°

A⌒Bに対する円周角だから、

∠BCA=∠BDA=45°

△ABDで、直角二等辺三角形の辺の比より、

AB:BD=1:√2

AB:4cm=1:√2

AB=2√2cm

BH=xcm、CH=ycmとする。

BC=2√3cmより、

x+y=2√3 ①

△ACHは直角二等辺三角形だから、

AH=CH=ycm

△ABHで、三平方の定理より、

BH²+AH²=AB²

x²+y²=(2√2)² ②

①より、y=2√3ーx

②に代入

x²+(2√3ーx)²=(2√2)²

x²+12ー4√3x+x²=8

2x²ー4√3x+4=0

x²ー2√3x+2=0

x=2√3±2

    2

x=√3±1

x<yより、x=√3ー1cm

①に代入

√3ー1+y=2√3

y=√3+1cm

以上から、△ABCの面積は、

2√3×(√3+1)×1/2

3+√3cm²

別解

Bからの垂線とACとの交点をIとする

∠IBC=∠ICB=45°

△IBCで、直角二等辺三角形の辺の比より、

IB:BC=1:√2

IB:2√3=1:√2

IB=√6cm ①

△BAIで、∠BAI=60°、∠ABI=30°

直角三角形の辺の比より、

AI:IB=1:√3

AI:√6=1:√3

AI=√2cm

IB=CI=√6cmより、

AC=AI+CI

=(√2+√6)cm ②

①、②より、△ABCの面積は、

(√2+√6)×√6×1/2

√3+3 cm²

配点

1):2点×2 2)ア:2点 イ:3点 ウ:3点 エ:4点(計16点)


入試問題の分析

 大問3の空間図形では、平面の垂直の関係から面積を求める出題があり、高さの等しい三角形を見出すところがポイントでした。今年度は、2次方程式を応用する出題が例年と比べて多いところが特徴です。

 例年、大問5では、情報処理の力が求められる出題になっています。たくさんの情報から必要となる内容を整理して、筋道を立てて解いていく出題です。ある程度時間を要する出題になるので、前半の計算問題や基礎的問題では、計算処理のスピードも求められます。

 数学の問題にはいろいろな解き方があります。解き方を丸写しするよりも、答えまでの道すじを一つ一つ押さえていくことが大切です。自分の中に解き方のバリエーションを増やしていくことで、処理能力を高めていくことができます。

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合格実績

八戸高 八戸東高 八戸北高 八戸西高 国立八戸高専 八戸工業高 八戸商業高 八戸工業大学第一高 八戸工業大学第二高 千葉学園高 八戸聖ウルスラ学院・英語科

八戸聖ウルスラ学院中学 八戸工大二高附属中学


指導実績

八戸市立第一中 第二中 第三中 長者中 根城中 白山台中 白銀中 鮫中 大館中 東中 下長中 北稜中 是川中 南浜中 明治中 中沢中 工大二高附属中 階上中 福地中

八戸東高 八戸北高 八戸西高 仙台育英学園高ILC

吹上小 中居林小 柏崎小 長者小 根城小 新井田小 旭ヶ丘小 西園小 南郷小

今年度塾生28名(2025年3月現在)

たむかい学習教室 青森県八戸市 個別指導 塾

塾生の声

苦手意識から「自信」へ

(中学3年)

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 今まで分からないことが多く、学校の授業についていけないことがあったり、テストで全く解けない問題もありましたが、先生から考え方や解き方を分かりやすく丁寧に教えてもらい、解ける問題が増えてテストの点数が大きく上がりました。この教室に通って、勉強に自信が持てるようになりました。


3年間の積み重ねで受験合格

(小学6年)

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 4年生の時から通い始めました。3年間の授業で、先生は分からない問題を理解しやすく、そしてやさしく教えてくれました。本当にこの塾で良かったと思っています。6年生の冬には、志望校の受験に合格することができました。一貫校に進むので、次は大学受験です。中学に上がっても、目標のためにこの塾で学んでいきます。


苦手の克服が高得点に

(高校1年)

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 苦手の英語を克服するために通い始めました。長文対策では、先生と一緒に音読練習や和訳などに繰り返し取り組み、テストでは高得点を取れるようになりました。通う前より、勉強の量だけでなく、勉強の質も上げることができました。他教科の苦手にも向き合って、「得意」に変えていけるよう、この教室で学習を続けていきたいです。


受講に関するお問い合わせ

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たむかい学習教室 青森県八戸市 個別指導 塾

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2025.3.7 2025年 青森県立高校入試 数学解説

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